陽遁中ハ一白ノ日ニ土砂ヲ取リ始ムレバ
九紫日ニ至テ又翌日始メ一白之日ト操テ
五十間日修行スベシ
(『水蒔砂蒔之秘法』より)

 

今回は、珍しい開運術を紹介します。

お砂取り(土砂蒔き)を五十日間行うことで、土地の邪気を払う方法です。

この方法は、『水蒔砂蒔之秘法』という肉筆書に記されています。

土砂蒔きは、江戸時代末期から大正時代にかけて、盛んに行われていました。

住宅の増改築や転居で方位を犯してしまったときに、吉方位の神社から清浄な土を持ち帰り、宅地に蒔くと、災難を免れることができるとされていたのです。

また、家に病人がいるときも、吉方位から土砂を取りよせて寝室の床下に蒔くと、病が治ると言われていました。

しかし、『水蒔砂蒔之秘法』のように、毎日、お砂取りをすることが提案されるのは珍しいと言えます。

願い事を叶えるための「21日参り」や「100日参り」に似ていますが、お砂取りの場合、毎日、異なる時刻と方位が指定されているので、とても面倒な修行であると言えます。

たとえば、一白水星の人が、2019年3月17日にお砂取りを始める場合、初日は午後二時に南、翌18日は午前10時に北、19日は午前6時に西といった具合に、異なる時刻に、異なる方位の土砂を取りに行かなければなりません。

また、五十日修行は、吉方位の定め方も独特です。

伝統的な方鑑学では、歳破・月破などの凶方位を避け、天徳・天道などの吉方位を選びます。

しかし、五十日修行では、日盤と時盤のみを使用して、天徳・天道などの吉方位は考慮せずに、九星だけに特化して、土砂取りの時刻と方位が定められます。

とても風変わりで怪しい手法ですが、九星学の解釈の仕方がユニークで興味深い事例だと思います。

そこで、五十日修行の時刻と吉方位の定め方をまとめたレポートを作成したところ、予想以上に興味を持つ人が多くて驚いています。

なお、このレポートは、現在、公式販売サイトでダウンロードできます。

→水蒔砂蒔之秘法(PDF版)

 

※土砂蒔きの古法に関する記事を書いたので参考にしてください。

→松浦流 土砂蒔之法について